Bスポット療法とは
Bスポットとは、上・中・下の3つに分類される咽頭の中の上咽頭のことで、鼻腔の一番奥、口蓋垂(いわゆるノドチンコ)の裏の上側にあり、鼻咽頭とも呼ばれています。この鼻咽頭の頭文字Bから名づけられました。
Bスポット療法は、上咽頭に炎症がみられる場合に行われるもので、後鼻漏、鼻や喉に異常や違和感を訴えている患者様によく行われます。近年新型コロナ感染後遺症の治療としても注目されています。
治療方法
塩化亜鉛を浸した綿棒を鼻の中へ挿入していき、患部に塗布します。可能な場合、口からも綿を先端に巻いた特殊な器具を用いて塗布します。
その際はヒリヒリとした痛みが現れるようになりますが、これはピンポイントで薬がしっかり効いているためです。(炎症の強い方に痛みがあり、炎症が収まってくると痛みは少なくなってきます)
- 治療時間 3~5分ほど
- 治療回数 週に1,2回のペースで10回ほど
注意点
患部に塗った薬液を飲み込むことによる胸やけ、粘膜が薬による刺激を受け、血が混じった鼻水や痰などが出ることがありますが、これらは数時間で治まるようになります。